血漿リポタンパク質のうち、その組成に占めるコレステロールの割合が最も高く、肝臓か…
血漿リポタンパク質のうち、その組成に占めるコレステロールの割合が最も高く、肝臓から全身の組織へのコレステロール輸送を主として担うのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ キロミクロンキロミクロンは小腸で作られ、食事由来のトリグリセリドを主に運ぶ粒子で、コレステロールの割合は低いです。
- ⑵ 超低密度リポタンパク質(VLDL)VLDLは肝臓で合成されたトリグリセリドを末梢へ運ぶのが主な役割で、コレステロールの割合はLDLより低いです。
- ⑶ 中間密度リポタンパク質(IDL)IDLはVLDLからLDLへの変換途中の粒子で、組成・役割ともLDLほどコレステロール輸送の主役ではありません。
- ⑷ 低密度リポタンパク質(LDL)LDLはコレステロールの割合が最も高く、LDL受容体を介して肝臓から末梢組織へコレステロールを運びます。
- ⑸ 高密度リポタンパク質(HDL)HDLはタンパク質の割合が高く、末梢組織の余剰コレステロールを肝臓へ戻す逆転送を担います。
解説
正解は⑷です。LDL(低密度リポタンパク質)は血漿リポタンパク質の中でコレステロール(主にコレステロールエステル)の占める割合が最も高く、肝臓で分泌されたVLDLがIDLを経て変換されたものです。末梢組織のLDL受容体を介して取り込まれ、肝臓から全身へコレステロールを運びます。キロミクロンは食事由来、VLDLは肝臓由来のトリグリセリドを主に運び、HDLは逆に末梢から肝臓へコレステロールを戻す役割を担います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成