ソクマル薬剤師

この女性の相談をきっかけに、薬局が開催する地域住民向け健康セミナーで糖質制限のこ…

22 歳女性。身長160 cm、体重63 kg。女性は肥満と体脂肪率が高いことを気にしており、糖質制限ダイエットによる摂取エネルギー制限が肥満予防に有用であると考えていた。インターネットや書籍の情報を基に糖質制限ダイエットを始めたが、過度の糖質制限は体に良くないと友人から聞き、不安になって近所の薬局を訪れて薬剤師に相談した。
この女性の相談をきっかけに、薬局が開催する地域住民向け健康セミナーで糖質制限のことを取り上げることになり、薬局内で勉強会を行った。糖質制限が糖質、タンパク質及び脂質の代謝に及ぼす影響に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

解説

正解は⑵と⑶です。糖質の摂取が不足して血糖が下がると、肝臓などで糖新生が亢進し、筋肉由来のアミノ酸、嫌気的解糖でできる乳酸、脂肪分解で生じるグリセロールからグルコースが作られます。糖質制限が続くと脂肪組織から遊離脂肪酸が動員され、肝臓でのβ酸化で大量に生じたアセチルCoAからケトン体が作られます。糖質制限ではインスリン分泌は低下し、肝臓のグリコーゲンは最初に分解されて血糖維持に使われます。脳はグルコースを貯蔵できないため糖質制限の影響を受けやすく、ケトン体も利用します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成

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