正常な状態におけるこの患者の心臓の1 回拍出量が60 mL である場合、この患者…
78 歳男性。身長170 cm、体重68 kg。医療機関での治療は受けていない。病院の近隣を歩いていた際に急な心臓発作を起こし救急搬送された。搬送時の心電図はAであり、薬剤Xが投与された。X投与の5 分後にはBに示す正常な心電図となった。A:搬送時 Xの投与 B:X投与 5 分後1 秒
正常な状態におけるこの患者の心臓の1 回拍出量が60 mL である場合、この患者の心拍出量に最も近い値はどれか。1つ選べ。
- ⑴ 3 L/min3 L/分は心拍数50拍/分に相当し、心電図Bから読み取れる心拍数と合いません。
- ⑵ 4 L/min4 L/分は心拍数約67拍/分に相当し、心電図Bの心拍数と合わないとされています。
- ⑶ 5 L/min1回拍出量60 mLに心電図Bの心拍数約83拍/分を掛けると、約5 L/分となります。
- ⑷ 6 L/min6 L/分は心拍数100拍/分に相当し、正常な心電図Bの心拍数より多すぎます。
- ⑸ 7 L/min7 L/分は心拍数約117拍/分に相当し、頻脈の値となるため合いません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。心拍出量は1回拍出量に心拍数を掛けて求めます。正常化した心電図Bから読み取れる心拍数はおよそ80〜85拍/分と考えられ、60 mL×約83拍/分≒5,000 mL/分、すなわち約5 L/分となります。心電図の心拍数は、RR間隔(秒)で60を割って求めます。成人の安静時の心拍出量は4〜6 L/分程度が目安で、この値は正常範囲に入ります。図は見えないため、心拍数は公表正答から逆算した値を用いて説明しています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成