薬物療法の経済評価手法である費用効用分析ではアウトカム指標としてQALYを用いる…
薬物療法の経済評価手法である費用効用分析ではアウトカム指標としてQALYを用いる。QALY に加味されている要素はどれか。1つ選べ。
- ⑴ 患者の医療費患者の医療費は費用側の要素で、アウトカム指標であるQALYには含まれません。
- ⑵ 介護に要する費用介護に要する費用は費用側に計上される要素で、QALYの構成要素ではありません。
- ⑶ 生活の質QALYは生存年数に生活の質の効用値を掛けて算出する指標で、生活の質が加味されています。
- ⑷ 処方薬剤数処方薬剤数はQALYの算出には用いられません。
- ⑸ 平均寿命QALYは対象者の生存年数を用いる指標で、集団の平均寿命を加味するものではありません。
解説
正解は⑶です。QALY(質調整生存年)は、生存年数に生活の質(QOL)の効用値を掛け合わせた指標です。効用値は完全な健康を1、死亡を0として表し、たとえば効用値0.5の状態で2年生存すると1QALYになります。費用効用分析では、増分費用をQALYの増分で割った増分費用効果比を用いて治療の経済性を比べます。医療費や介護費用は費用側の要素で、処方薬剤数は関係せず、平均寿命そのものではなく対象者の生存年数を用います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成