急性膵炎で通常認められる所見はどれか。1つ選べ。
急性膵炎で通常認められる所見はどれか。1つ選べ。
- ⑴ 血中ヘモグロビン量の減少急性膵炎では脱水による血液濃縮でヘモグロビン値が上がることがあり、減少は典型的ではありません。
- ⑵ 血中リパーゼ活性の低下急性膵炎では膵酵素が血中に逸脱し、リパーゼ活性は上昇します。
- ⑶ 白血球数の減少急性膵炎は強い炎症を伴うため、白血球数は増加します。
- ⑷ 心窩部痛急性膵炎では心窩部の激しい痛みが典型的で、背部に放散することもあります。
- ⑸ 右腕への放散痛右肩や右腕への放散痛は胆石症や胆嚢炎で見られる所見で、膵炎では背部への放散が典型です。
解説
正解は⑷です。急性膵炎では膵酵素が膵臓自体を消化して炎症を起こし、上腹部(心窩部)の激しい痛みが典型的にみられ、背部へ放散することがあります。前かがみの姿勢で痛みが軽くなるのも特徴です。検査では血中アミラーゼやリパーゼが上昇し、炎症により白血球数も増加します。脱水で血液が濃縮されるため、ヘモグロビン値はむしろ高めになることがあります。右腕や右肩への放散痛は胆嚢炎などで見られる所見です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成