イヌリンの主な腎排泄過程として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
イヌリンの主な腎排泄過程として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 糸球体ろ過イヌリンは糸球体で自由にろ過され、分泌も再吸収も受けないため、腎排泄は糸球体ろ過のみです。
- ⑵ 近位尿細管における分泌近位尿細管で分泌されるのはパラアミノ馬尿酸などで、イヌリンは分泌されません。
- ⑶ 近位尿細管における再吸収イヌリンは近位尿細管で再吸収されないため、クリアランスがGFRに等しくなります。
- ⑷ 遠位尿細管における分泌イヌリンは遠位尿細管でも分泌されません。
- ⑸ 遠位尿細管における再吸収イヌリンは遠位尿細管でも再吸収されません。
解説
正解は⑴です。イヌリンは分子量約5,000の多糖で、血漿タンパク質と結合せず、糸球体で自由にろ過されたあと尿細管で分泌も再吸収もされません。このため腎排泄は糸球体ろ過だけで行われ、イヌリンの腎クリアランスは糸球体ろ過速度(GFR)に等しくなります。この性質を利用してGFRの測定に用いられています。尿細管で分泌される物質の例にはパラアミノ馬尿酸があり、こちらは腎血漿流量の測定に用いられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成