この患者に関する記述として、考えられるのどれか。2つ選べ。
43 歳男性。基礎疾患はない。海外に単身赴任中。一時帰国した3 日後の夕食時に体調がすぐれず、早めに就寝した。翌朝から39 ℃の発熱と発疹を認め、近医を受診し、風しんと診断された。家族の風しん罹患歴、予防接種歴は以下のとおりである。家族 年齢 身体状況 風しんに関する情報母 76 歳 健康 子供の頃に罹患歴あり妻 39 歳 妊娠中 罹患歴なし、抗体価不明子 6 歳 健康 予防接種2 回済
この患者に関する記述として、考えられるのどれか。2つ選べ。
- ⑴ 帰国途中又は帰国後に感染した。風しんの潜伏期間は2〜3週間で、帰国3日後の発症なので、海外滞在中に感染したと考えられます。
- ⑵ DNA ウイルスに感染した。風しんウイルスはトガウイルス科の RNA ウイルスです。
- ⑶ リンパ節の膨張が認められる。風しんでは耳介後部や後頸部などのリンパ節腫脹がみられます。
- ⑷ 白血球数が減少している。風しんなどのウイルス感染症では、白血球数の減少がみられることがあります。
- ⑸ 発熱は2 週間以上続く。風しんの発熱は通常3日程度で下がり、2週間以上続くことはまれです。
解説
正解は⑶と⑷です。風しんは風しんウイルス(RNA ウイルス)による感染症で、潜伏期間は2〜3週間です。帰国して3日後に発症していることから、海外滞在中に感染したと考えられます。症状は発熱、発疹とともに耳介後部や後頸部のリンパ節腫脹が特徴で、検査では白血球数の減少がみられることがあります。発熱は通常数日で下がり、2週間以上続くことはまれです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成