中枢性及び末梢性筋弛緩薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
中枢性及び末梢性筋弛緩薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ エペリゾンは、γ-アミノ酪酸GABAB 受容体を遮断して、脊髄における多シナプス反射を抑制する。エペリゾンは GABAB 受容体を遮断する薬ではありません。GABAB 受容体に作用するのは作動薬のバクロフェンです。
- ⑵ チザニジンは、アドレナリン α2 受容体を刺激して、脊髄反射を抑制する。チザニジンは α2 受容体を刺激して脊髄反射を抑制する中枢性筋弛緩薬です。
- ⑶ ダントロレンは、神経筋接合部のアセチルコリンNM 受容体を刺激して、持続的な脱分極を引き起こす。ダントロレンは筋小胞体のリアノジン受容体に作用し、Ca²⁺ 遊離を抑えて筋弛緩を起こします。
- ⑷ ロクロニウムは、神経筋接合部のアセチルコリンNM 受容体を競合的に遮断する。ロクロニウムは NM 受容体を競合的に遮断する非脱分極性筋弛緩薬です。
- ⑸ A 型ボツリヌス毒素は、筋小胞体のリアノジン受容体に作用して、Ca²⁺ 遊離を抑制する。A 型ボツリヌス毒素は運動神経終末からのアセチルコリンの遊離を抑制します。
解説
正解は⑵と⑷です。チザニジンは中枢のアドレナリン α2 受容体を刺激して、脊髄の多シナプス反射を抑える中枢性筋弛緩薬です。ロクロニウムは神経筋接合部のニコチン性 NM 受容体でアセチルコリンと競合して遮断する非脱分極性筋弛緩薬で、スガマデクスで拮抗できます。ダントロレンは骨格筋のリアノジン受容体に作用し、ボツリヌス毒素は神経終末からのアセチルコリン遊離を抑えます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成