活性酸素に対する生体内の防御因子に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
活性酸素に対する生体内の防御因子に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)は、スーパーオキシドアニオンを水に変換する。SOD はスーパーオキシドアニオンを過酸化水素と酸素に変換します。水に変換するのではありません。
- ⑵ 銅(Cu)と亜鉛(Zn)を含むCu/Zn-SOD は、ミトコンドリアに局在する。Cu/Zn-SOD は主に細胞質に存在し、ミトコンドリアに局在するのは Mn-SOD です。
- ⑶ カタラーゼは、過酸化水素を酸素と水に変換する酵素で、活性中心にヘム鉄をもつ。カタラーゼは活性中心にヘム鉄をもち、過酸化水素を酸素と水に分解します。
- ⑷ グルタチオンペルオキシダーゼは、グルタチオン存在下で過酸化水素を水に還元する反応を触媒する。グルタチオンペルオキシダーゼは還元型グルタチオンを用いて過酸化水素を水に還元します。
- ⑸ グルタチオンレダクターゼは、スーパーオキシドアニオンを過酸化水素と酸素に変換する。グルタチオンレダクターゼは NADPH を用いて酸化型グルタチオンを還元型に戻す酵素です。
解説
正解は⑶と⑷です。カタラーゼは活性中心にヘム鉄をもつ酵素で、過酸化水素を酸素と水に分解します。グルタチオンペルオキシダーゼはセレンを含む酵素で、還元型グルタチオンを用いて過酸化水素や過酸化脂質を還元します。SOD はスーパーオキシドアニオンを過酸化水素と酸素に変換する酵素で、Cu/Zn-SOD は主に細胞質に、Mn-SOD はミトコンドリアに存在します。それぞれの基質と生成物を整理しておきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成