「インフォームド・コンセント」に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
「インフォームド・コンセント」に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 治験の被験者に対してのみ実施する。インフォームド・コンセントは治験に限らず、診療や調剤などの医療行為全般で行われます。
- ⑵ 同意後には撤回できない。同意は患者の自由な意思によるもので、同意後でもいつでも撤回できます。
- ⑶ 同意後には患者情報は個人名で一般公開する。患者情報は守秘義務と個人情報保護の対象であり、個人名で一般公開することはありません。
- ⑷ 本人に意思決定能力があれば、患者の主体性を重んじる。意思決定能力のある患者では、その自己決定権と主体性を尊重することが基本です。
- ⑸ 患者の心情に配慮するため、不安を与える内容は伝えない。不利益や危険性も含めて十分に説明する必要があり、不安を与える内容でも伝えないのは不適切です。
解説
正解は⑷です。インフォームド・コンセントとは、医療者が病状や治療の目的・方法・利益・危険性・代替手段などを十分に説明し、患者がそれを理解したうえで自らの意思で同意することです。本人に意思決定能力がある場合は、患者の主体性(自己決定権)を尊重することが基本になります。同意はいつでも撤回でき、治験に限らず日常の医療行為全般で行われるものである点も押さえておきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成