コデインからモルヒネへの代謝に関与する酵素はどれか。1つ選べ。
コデインからモルヒネへの代謝に関与する酵素はどれか。1つ選べ。
- ⑴ CYP1A2CYP1A2 はテオフィリンやカフェインの代謝に関わり、コデインのモルヒネへの変換には関与しません。
- ⑵ CYP2C9CYP2C9 はワルファリンやフェニトインの代謝に関わる分子種です。
- ⑶ CYP2D6CYP2D6 がコデインを O-脱メチル化してモルヒネを生成します。遺伝子多型の影響が大きい分子種です。
- ⑷ CYP3A4CYP3A4 はコデインを N-脱メチル化してノルコデインにする酵素で、モルヒネは生成しません。
- ⑸ UGT1A1UGT1A1 は抱合酵素で、モルヒネやコデインのグルクロン酸抱合などに関わりますが、モルヒネ生成には関与しません。
解説
正解は⑶です。コデインはプロドラッグで、肝臓の CYP2D6 によって O-脱メチル化を受け、鎮痛作用の強いモルヒネに変換されます。CYP2D6 には遺伝子多型があり、活性の高い超高速代謝者ではモルヒネが過剰に生成して呼吸抑制が起こるおそれがあります。このため12歳未満の小児にはコデイン類を含む医薬品が禁忌とされています。CYP3A4 は N-脱メチル化によるノルコデイン生成に関わります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成