血漿タンパク質のうち、プロプラノロールとの親和性が最も高いのはどれか。1つ選べ。
血漿タンパク質のうち、プロプラノロールとの親和性が最も高いのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ アルブミンアルブミンは主に酸性薬物と結合し、塩基性のプロプラノロールとの親和性は α1-酸性糖タンパク質より低いです。
- ⑵ α-グロブリンα-グロブリン全般が主な結合相手ではなく、塩基性薬物が強く結合するのは α1-酸性糖タンパク質です。
- ⑶ γ-グロブリンγ-グロブリンは主に抗体で、薬物の結合タンパク質としての役割はほとんどありません。
- ⑷ フィブリノーゲンフィブリノーゲンは凝固因子で、薬物との結合は重要ではありません。
- ⑸ α1-酸性糖タンパク質α1-酸性糖タンパク質は塩基性薬物と結合しやすく、プロプラノロールと高い親和性をもちます。
解説
正解は⑸です。血漿タンパク質のうち、アルブミンは主にワルファリンなどの酸性薬物と結合し、α1-酸性糖タンパク質はプロプラノロール、リドカイン、イミプラミンなどの塩基性薬物と高い親和性で結合します。α1-酸性糖タンパク質は急性期タンパク質で、炎症や手術、心筋梗塞などで血中濃度が上がり、塩基性薬物の遊離形分率が低下することがあります。結合タンパク質を薬物の酸性・塩基性で区別して覚えます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成