薬物代謝酵素シトクロム P450 が局在する主な細胞内小器官はどれか。1つ選べ。
薬物代謝酵素シトクロム P450 が局在する主な細胞内小器官はどれか。1つ選べ。
- ⑴ エンドソームエンドソームはエンドサイトーシスで取り込んだ物質を輸送する小胞で、P450の主な局在部位ではありません。
- ⑵ ゴルジ体ゴルジ体はタンパク質の修飾・選別を行う小器官で、薬物代謝のP450の主な局在部位ではありません。
- ⑶ リソソームリソソームは加水分解酵素を含み細胞内消化を行う小器官で、P450は存在しません。
- ⑷ 核核は遺伝情報を保持する小器官で、薬物代謝酵素P450の主な局在部位ではありません。
- ⑸ 小胞体薬物代謝を担うP450は主に小胞体膜に局在し、ミクロソーム画分に回収されます。
解説
正解は⑸です。シトクロムP450は主に肝細胞の小胞体(滑面小胞体)膜に局在する膜結合型の酵素で、NADPH-シトクロムP450還元酵素から電子を受け取って酸化反応を行います。組織をホモジナイズして遠心分離すると、小胞体は断片化してミクロソーム画分に回収されるため、「ミクロソーム酵素」とも呼ばれます。UDP-グルクロン酸転移酵素も小胞体に存在します。なお、ステロイド合成に関わる一部のP450はミトコンドリアに存在します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成