アルミニウム、マグネシウム等の金属を含有する経口剤と同時に経口投与すると、吸収が…
アルミニウム、マグネシウム等の金属を含有する経口剤と同時に経口投与すると、吸収が低下する薬剤はどれか。1つ選べ。
- ⑴ オメプラゾール錠オメプラゾールは胃酸分泌を抑える薬で、金属イオンとのキレート形成による吸収低下は問題になりません。
- ⑵ レボフロキサシン錠ニューキノロン系は Al や Mg とキレートを形成し、同時服用で吸収が低下します。
- ⑶ フェノバルビタール散フェノバルビタールは金属イオンとキレートを形成せず、この相互作用は知られていません。
- ⑷ リボフラビン酪酸エステル錠リボフラビン酪酸エステルはビタミン B2 製剤で、金属含有製剤による吸収低下は問題になりません。
- ⑸ ワルファリンカリウム錠ワルファリンは代謝酵素を介した相互作用が多い薬ですが、金属とのキレートによる吸収低下は代表的ではありません。
解説
正解は⑵です。レボフロキサシンなどのニューキノロン系抗菌薬は、アルミニウムやマグネシウムなどの金属イオンと消化管内で難溶性のキレートを形成するため、制酸剤などの金属含有製剤と同時に服用すると吸収が大きく低下します。対策として、服用時間を2時間程度ずらすなどの工夫が必要です。テトラサイクリン系抗菌薬にも同様の相互作用があり、あわせて覚えておきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成