薬剤師が、この病院内で行う措置として適切なのはどれか。1つ選べ。
病院の医薬品情報室の薬剤師が医薬品医療機器情報配信サービス(PMDAメディナビ)より医薬品の安全性速報を受信した。薬剤師は、その情報をもとに院内での必要な対応を行うとともに、直ちに当該医薬品の使用患者及び使用状況を把握するため電子カルテより使用患者の抽出を行った。
薬剤師が、この病院内で行う措置として適切なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 当該医薬品を使用している患者名をホームページに公開して、注意喚起を促す。患者名をホームページに公開することは個人情報保護の観点から許されません。
- ⑵ 院内の職員へ安全性速報が発出されたことを周知する。院内の職員へ安全性速報が発出されたことを速やかに周知するのが、適切な措置です。
- ⑶ 緊急安全性情報ではないことから、使用上の注意の改訂情報が出されるまで周知を留保する。安全性速報は迅速な対応が必要な重要情報なので、周知を留保するのは不適切です。
- ⑷ 当該医薬品を使用している患者に、すぐに中止するよう連絡する。中止の要否は患者の状態に応じて医師が判断するもので、薬剤師が一律に中止を連絡するのは不適切です。
- ⑸ 当該医薬品を使用している患者数を独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に報告する。安全性速報の受信に伴い、使用患者数をPMDAへ報告する義務はありません。
解説
正解は⑵です。安全性速報を受信した医薬品情報室の薬剤師は、院内の医師や看護師などの職員に速やかに情報を周知し、使用患者の把握や適切な対応につなげる必要があります。安全性速報は緊急安全性情報に準じる重要な情報なので、改訂情報が出るまで周知を留保するのは不適切です。患者名をホームページで公開するのは個人情報保護の点で許されません。中止するかどうかは医師が判断するもので、使用患者数をPMDAに報告する義務もありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成