この患者への服薬指導として、適切なのはどれか。2つ選べ。
48 歳男性。近視でハードコンタクトレンズを使用している。45 歳時より眼科でドライアイと診断され、ジクアホソルナトリウム点眼液を処方され、点眼している。ここ数年2 ~4 月頃に発作性反復性のくしゃみ、水性鼻漏と鼻閉の症状が出ていたが、この時期を過ぎると楽になるので経過をみていた。本年2 月にこれら症状が悪化し、眼もかゆくなったため、病院を受診し、ビラスチン錠とエピナスチン塩酸塩点眼液が処方され、処方箋をもって来局した。
この患者への服薬指導として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ これらの薬剤を使用する際には自動車等の運転をしないで下さい。ビラスチンとエピナスチン点眼液には、自動車の運転を禁止する注意は特に設けられていません。
- ⑵ ビラスチン錠は1 日1 回空腹時に服薬して下さい。ビラスチンは食後に服用すると吸収が低下するため、1日1回空腹時に服用します。
- ⑶ 処方された点眼液を使用するときは、コンタクトレンズを外す必要がありません。処方されたエピナスチン点眼液は保存剤を含まず、コンタクトレンズを外さずに点眼できます。
- ⑷ 処方された点眼液を点眼する際は、点眼間隔をあける必要はありません。ジクアホソル点眼液と併用する場合は、互いに流されないよう5分以上の間隔をあけて点眼します。
- ⑸ 症状がひどいときには、エピナスチン塩酸塩点眼液を一度に2 滴以上続けて点眼して下さい。結膜嚢に保持できる量は限られているため、1回1滴で十分で、2滴以上点眼しても効果は増えません。
解説
正解は⑵と⑶です。ビラスチンは食事と一緒に服用すると吸収が低下して血中濃度が下がるため、1日1回空腹時に服用するよう指導します。眠気が少なく、添付文書上も自動車の運転などの制限はありません。エピナスチン塩酸塩点眼液は保存剤のベンザルコニウム塩化物を含まない製剤で、コンタクトレンズを装着したまま点眼できます。一方、ジクアホソルナトリウム点眼液と併用する場合は5分以上の間隔をあけ、1回1滴で十分です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成