単位操作と製剤機械に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
単位操作と製剤機械に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ ジェットミルは、ジュール・トムソン効果により粉砕時の温度の上昇を抑えられるので、熱に不安定な化合物や低融点化合物の粉砕に適している。ジェットミルはジュール・トムソン効果で温度上昇が抑えられ、熱に不安定な化合物や低融点化合物の粉砕に適しています。
- ⑵ 旋回スクリュー型混合機は、本体容器が回転することにより、粉粒体の集合と分割を交互に繰り返すことで混合が進行する。旋回スクリュー型混合機は容器が固定され、内部のスクリューが自転・公転して混合します。容器が回転するのはV型混合機などです。
- ⑶ 流動層造粒装置は、熱風気流中に吹き上げた粉末に結合剤を噴霧するので、装置内で圧密化を受けて重質な造粒物が得られる。流動層造粒では圧密化をほとんど受けないため、軽質で多孔性の造粒物が得られます。
- ⑷ ロータリー型打錠機は、複数組の上下杵と臼を組み込むことができるので、大量生産に適している。ロータリー型打錠機は複数組の上下杵と臼を備え、連続的に打錠できるので大量生産に適しています。
- ⑸ オーガ式のカプセル充てん装置は、瞬間的に薬物溶液をゼラチンで包み込めるので、シームレスカプセルを製することができる。オーガ式は粉末を硬カプセルに充てんする装置です。シームレスカプセルは滴下法で製造します。
解説
正解は⑴と⑷です。ジェットミルは圧縮空気を噴出させて粒子同士を衝突させる粉砕機で、膨張する気体がジュール・トムソン効果で冷えるため発熱が抑えられ、熱に不安定な薬物や低融点の物質の粉砕に適しています。ロータリー型打錠機は回転盤に多数の杵と臼を備えて連続的に打錠でき、大量生産に向いています。旋回スクリュー型混合機は容器が固定型で、流動層造粒は軽く多孔性の顆粒になり、シームレスカプセルは滴下法で作ります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成