医療保険制度上、後発医薬品の使用促進のために、これまで国が実施してきた政策として…
医療保険制度上、後発医薬品の使用促進のために、これまで国が実施してきた政策として、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 処方箋の様式を変更して、医師への照会なしで薬剤師が処方された医薬品を後発医薬品に変更できるようにした。処方箋様式の変更により、変更不可の指示がなければ医師への照会なしに後発医薬品へ変更できるようになったので、実施された政策です。
- ⑵ 薬剤師に対し、患者へ後発医薬品に関する説明を適切に行う義務を課して、患者が後発医薬品について正しく理解できるようにした。保険薬剤師には後発医薬品に関する説明を適切に行う義務が課されているので、実施された政策です。
- ⑶ 初めて先発医薬品から後発医薬品に変更して調剤するときは、投与日数を分割して調剤できるようにして、患者が後発医薬品を短期間試せるようにした。初めて後発医薬品に変更する際の分割調剤(お試し調剤)が認められており、実施された政策です。
- ⑷ 後発医薬品の調剤数量の割合が多い薬局については、調剤報酬で評価できるようにした。後発医薬品調剤体制加算により、調剤割合が高い薬局が評価されており、実施された政策です。
- ⑸ 後発医薬品を調剤した場合の調剤技術料を減額して、患者の自己負担額を減らした。後発医薬品の調剤時に調剤技術料を減額する政策は行われておらず、誤りです。
解説
正解は⑸です。国はこれまで、処方箋様式を変更して変更不可の指示がなければ医師に照会せずに後発医薬品へ変更できるようにし、保険薬剤師に後発医薬品の説明義務を課し、分割調剤で後発医薬品を試せるようにし、後発医薬品の調剤割合が高い薬局を後発医薬品調剤体制加算で評価するなどの施策を実施してきました。後発医薬品を調剤した場合に調剤技術料を減額して患者負担を減らす政策は行われていません。患者負担は主に薬剤料の差によって下がります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成