エネルギー代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
エネルギー代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 呼吸商とは、二酸化炭素排出量から酸素消費量を差し引いた値である。呼吸商は二酸化炭素排出量を酸素消費量で割った比で、差ではありません。
- ⑵ Atwater 係数は、糖質、脂質、タンパク質の物理的燃焼値、消化吸収率及び未利用エネルギーをもとに設定された値である。Atwater係数は物理的燃焼値に消化吸収率と未利用エネルギーを考慮して設定された値です。
- ⑶ 非タンパク質呼吸商は、尿中に排泄される窒素量に窒素係数6.25 を乗じて求められる。尿中窒素量×6.25で求まるのは燃焼したタンパク質量で、非タンパク質呼吸商はその分を差し引いて求めます。
- ⑷ 基礎代謝基準値は、男女ともに10 代で最大となる。体重1 kgあたりの基礎代謝基準値は男女とも1〜2歳で最大で、加齢とともに低下します。
- ⑸ 成人の推定エネルギー必要量は、基礎代謝量に身体活動レベルを乗じて求められる。推定エネルギー必要量は、基礎代謝量×身体活動レベルで求められます。
解説
正解は⑵と⑸です。Atwater係数(糖質4、脂質9、タンパク質4 kcal/g)は、物理的燃焼値から消化吸収率と、尿中に排泄される未利用エネルギーを考慮して設定された値です。成人の推定エネルギー必要量は、基礎代謝量(基礎代謝基準値×体重)に身体活動レベルを乗じて求めます。呼吸商は二酸化炭素排出量と酸素消費量の比です。窒素量に6.25を掛けるのはタンパク質量を求める計算で、基礎代謝基準値は1〜2歳で最大になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成