我が国における性感染症に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
我が国における性感染症に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルスによって引き起こされる。尖圭コンジローマは主にヒトパピローマウイルス6型・11型によって引き起こされます。
- ⑵ 定点把握報告の対象となっている性感染症のうち、膣カンジダ症が最も報告数が多い。定点把握の性感染症で最も報告数が多いのは性器クラミジア感染症です。膣カンジダ症は定点把握の対象ではありません。
- ⑶ 淋菌感染症の報告数は、公衆衛生の向上により減少し、平成25 年以降は感染の報告がない。淋菌感染症は現在も毎年多数報告されており、平成25年以降に報告がなくなった事実はありません。
- ⑷ B 型肝炎は、母子感染に加え、性的接触によっても起こる。B型肝炎ウイルスは血液・体液を介して感染し、母子感染に加えて性的接触でも感染します。
- ⑸ 感染症法*では、梅毒への対応として特定職種への就業が制限されている。*感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律梅毒は5類感染症で、感染症法による就業制限の対象ではありません。就業制限は1〜3類感染症などが対象です。
解説
正解は⑴と⑷です。尖圭コンジローマは主にヒトパピローマウイルス6型・11型の感染で起こる性感染症で、外陰部などに乳頭状のいぼを生じます。B型肝炎ウイルスは血液や体液を介して感染し、母子感染のほか性的接触でも感染します。定点把握の性感染症で最も報告数が多いのは性器クラミジア感染症で、淋菌感染症も現在まで報告が続いています。梅毒は全数把握の5類感染症で、就業制限の対象ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成