動脈硬化をきたしている脂質異常症患者において、実施すべきでない食事・生活習慣はど…
動脈硬化をきたしている脂質異常症患者において、実施すべきでない食事・生活習慣はどれか。1つ選べ。
- ⑴ 禁煙喫煙は動脈硬化の強い危険因子であり、禁煙は必ず実施すべき生活習慣です。
- ⑵ n-3 系多価不飽和脂肪酸の摂取制限n-3系脂肪酸はトリグリセリド低下や抗血栓作用をもち、摂取が推奨されるため、制限すべきではありません。
- ⑶ コレステロールの摂取制限高LDLコレステロール血症ではコレステロールの摂取制限が推奨されます。
- ⑷ 塩分の摂取制限減塩は高血圧の予防・改善を通じて動脈硬化の進行を抑えるため、実施すべき習慣です。
- ⑸ 飲酒制限過度の飲酒はトリグリセリドや血圧を上げるため、飲酒制限は推奨されます。
解説
正解は⑵です。動脈硬化性疾患の予防では、禁煙、コレステロールや飽和脂肪酸の摂取制限、減塩、節酒、適正体重の維持、身体活動の増加などが推奨されています。n-3系多価不飽和脂肪酸(EPAやDHAなど青魚に多い脂肪酸)は血清トリグリセリドを下げ、抗血栓作用ももつため、むしろ積極的な摂取が勧められます。したがってn-3系脂肪酸の摂取を制限することは、実施すべきでない生活習慣にあたります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成