ジゴキシンが投与されている患者について、安全性確保の点からモニタリングが推奨され…
ジゴキシンが投与されている患者について、安全性確保の点からモニタリングが推奨される項目はどれか。1つ選べ。
- ⑴ ヘマトクリット値ヘマトクリット値は貧血や脱水の評価に用いる項目で、ジゴキシンの安全性確保に特に推奨される項目ではありません。
- ⑵ PT-INR 値PT-INRはワルファリンなどの抗凝固療法でモニタリングする項目です。
- ⑶ 薬物血中濃度ジゴキシンは治療域が狭く中毒を起こしやすいため、血中濃度をモニタリングして投与量を調節します。
- ⑷ 尿中C-ペプチド値尿中C-ペプチドはインスリン分泌能の指標で、糖尿病の病態評価に用います。
- ⑸ 血清尿酸値血清尿酸値は痛風・高尿酸血症の治療や利尿薬の副作用で確認する項目です。
解説
正解は⑶です。ジゴキシンは有効血中濃度と中毒域が近い(治療域が狭い)薬で、悪心・嘔吐、視覚異常(黄視)、不整脈などのジギタリス中毒を起こしやすいため、薬物血中濃度モニタリング(TDM)が推奨されます。腎排泄型なので腎機能の低下した高齢者では濃度が上がりやすく、低カリウム血症があると中毒が起こりやすくなる点にも注意が必要です。PT-INRはワルファリン、尿酸値は痛風治療薬などで確認する項目です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成