前立腺肥大症の治療薬はどれか。1つ選べ。
前立腺肥大症の治療薬はどれか。1つ選べ。
- ⑴ アナストロゾールアナストロゾールはアロマターゼ阻害薬で、閉経後乳がんの治療に用います。
- ⑵ クロニジン塩酸塩クロニジンは中枢性α2受容体作動薬の降圧薬で、前立腺肥大症の治療には用いません。
- ⑶ クロルフェニラミンマレイン酸塩クロルフェニラミンは抗コリン作用をもつ抗ヒスタミン薬で、前立腺肥大症では排尿困難を悪化させるおそれがあります。
- ⑷ シルデナフィルクエン酸塩シルデナフィルはPDE5阻害薬ですが、適応は勃起不全と肺動脈性肺高血圧症です。前立腺肥大症に使うのはタダラフィルです。
- ⑸ デュタステリド5α還元酵素を阻害してジヒドロテストステロンの生成を抑え、肥大した前立腺を縮小させる治療薬です。
解説
正解は⑸です。デュタステリドは5α還元酵素のⅠ型とⅡ型を阻害し、テストステロンからより強力なジヒドロテストステロンへの変換を抑えることで、前立腺を縮小させる前立腺肥大症の治療薬です。効果が出るまでに数か月かかり、PSA値を約半分に下げる点に注意が必要です。前立腺肥大症にはα1遮断薬やPDE5阻害薬のタダラフィルも使われますが、シルデナフィルは勃起不全や肺動脈性肺高血圧症の薬で、前立腺肥大症の適応はありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成