図の化学構造を有し、懸濁化剤や結合剤として用いられる合成高分子はどれか。1つ選べ…
図の化学構造を有し、懸濁化剤や結合剤として用いられる合成高分子はどれか。1つ選べ。N On
- ⑴ ポビドンポビドンはN-ビニル-2-ピロリドンの重合体で、結合剤や懸濁化剤として用いられる合成高分子です。
- ⑵ ヒプロメロースヒプロメロースはセルロースをメチル化・ヒドロキシプロピル化した半合成高分子で、ピロリドン環をもちません。
- ⑶ メチルセルロースメチルセルロースはセルロースのメチルエーテルで、半合成高分子です。
- ⑷ カルメロースカルメロースはセルロースのカルボキシメチルエーテルで、半合成高分子です。
- ⑸ アラビアゴムアラビアゴムはアカシア属の樹液から得られる天然の多糖類で、合成高分子ではありません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。問題文の構造は、ピロリドン環(窒素原子とカルボニル基をもつ五員環ラクタム)をもつビニル重合体を示しており、これは合成高分子のポビドン(ポリビニルピロリドン)です。水やエタノールに溶けやすく、錠剤の結合剤や懸濁化剤、溶解補助剤として広く使われます。ヒプロメロース、メチルセルロース、カルメロースはセルロース誘導体の半合成高分子、アラビアゴムは天然高分子であり、合成高分子ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成