体内動態が線形1-コンパートメントモデルに従う薬物について、投与量に比例して変化…
体内動態が線形1-コンパートメントモデルに従う薬物について、投与量に比例して変化するのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 最高血中濃度到達時間最高血中濃度到達時間は吸収速度定数と消失速度定数で決まり、線形性が成り立てば投与量によりません。
- ⑵ 消失速度消失速度=消失速度定数×体内薬物量であり、体内薬物量が投与量に比例するので消失速度も比例します。
- ⑶ 消失速度定数消失速度定数は線形モデルでは薬物固有の定数で、投与量を変えても一定です。
- ⑷ 消失半減期消失半減期は0.693/消失速度定数で求まり、線形性があれば投与量によらず一定です。
- ⑸ 全身クリアランス全身クリアランスは線形性が成り立つ範囲では投与量によらず一定の値です。
解説
正解は⑵です。線形1-コンパートメントモデルでは、消失速度は「消失速度定数×体内薬物量」(=全身クリアランス×血中濃度)で表されます。体内薬物量や血中濃度は投与量に比例するので、消失速度も投与量に比例して変化します。一方、消失速度定数、消失半減期、全身クリアランス、最高血中濃度到達時間は薬物と生体に固有の値で、線形性が成り立つ範囲では投与量によらず一定です。比例するものと一定のものを区別して覚えましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成