妊娠末期の子宮平滑筋を収縮させる脳下垂体後葉ホルモン薬はどれか。1つ選べ。
妊娠末期の子宮平滑筋を収縮させる脳下垂体後葉ホルモン薬はどれか。1つ選べ。
- ⑴ オキシトシンオキシトシンは下垂体後葉ホルモンで、受容体が増える妊娠末期の子宮平滑筋を強く収縮させます。
- ⑵ エルゴメトリンエルゴメトリンは麦角アルカロイドで、分娩後の子宮出血などに用いますが下垂体後葉ホルモンではありません。
- ⑶ エストラジオールエストラジオールは卵巣から分泌される卵胞ホルモンで、下垂体後葉ホルモンではありません。
- ⑷ ジノプロストンジノプロストンはプロスタグランジンE2製剤で、子宮収縮作用はありますが下垂体後葉ホルモンではありません。
- ⑸ プロゲステロンプロゲステロンは黄体ホルモンで、子宮平滑筋の収縮をむしろ抑えて妊娠を維持します。
解説
正解は⑴です。オキシトシンは視床下部で作られ、脳下垂体後葉から分泌されるペプチドホルモンです。妊娠末期にはオキシトシン受容体の発現が増えるため子宮平滑筋が強く収縮し、陣痛誘発や陣痛促進、分娩後の子宮収縮に用いられます。射乳を促す作用もあります。エルゴメトリンは麦角アルカロイド、ジノプロストンはプロスタグランジンE2製剤で、いずれも子宮を収縮させますが下垂体後葉ホルモンではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成