ラベタロールが反射性頻脈の発生を抑える機序はどれか。1つ選べ。
ラベタロールが反射性頻脈の発生を抑える機序はどれか。1つ選べ。
- ⑴ アドレナリン α1 受容体遮断α1受容体遮断は血管拡張による降圧の機序で、むしろ反射性頻脈を引き起こす側の作用です。
- ⑵ アドレナリン β1 受容体遮断心臓のβ1受容体を遮断して心拍数の増加を抑えるため、α1遮断に伴う反射性頻脈を防ぎます。
- ⑶ アドレナリン β2 受容体遮断β2受容体遮断は気管支収縮などに関わり、心拍数の抑制には主に関与しません。
- ⑷ アドレナリン α2 受容体刺激α2受容体刺激はクロニジンなどの作用で、ラベタロールにはこの作用はありません。
- ⑸ アドレナリン β2 受容体刺激ラベタロールは受容体遮断薬であり、β2受容体を刺激する作用で頻脈を抑えるわけではありません。
解説
正解は⑵です。ラベタロールはα1受容体とβ受容体の両方を遮断する降圧薬です。α1遮断で血管が拡張して血圧が下がると、圧受容器反射によって交感神経が興奮し、心拍数が増える反射性頻脈が起こりがちです。ラベタロールは同時に心臓のβ1受容体も遮断するので、この反射性の心拍数増加を抑えられます。α1遮断は降圧作用そのものの機序であり、頻脈を抑える作用ではない点に注意しましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成