ヘリコバクター・ピロリ感染との関連性が最も高いのはどれか。1つ選べ。
ヘリコバクター・ピロリ感染との関連性が最も高いのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 肺がん肺がんの最大の危険因子は喫煙です。ピロリ菌感染との関連は示されていません。
- ⑵ 肝がん肝がんは主にB型・C型肝炎ウイルスの持続感染やアルコール、脂肪肝などと関連します。
- ⑶ 胃がんピロリ菌の持続感染は萎縮性胃炎を経て胃がんの発生に関与し、IARCのグループ1に分類されています。
- ⑷ 大腸がん大腸がんは赤身肉・加工肉の摂取、肥満、飲酒、運動不足などとの関連が知られ、ピロリ菌とは結びつきません。
- ⑸ 子宮がん子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染と関連が強く、ピロリ菌とは関係しません。
解説
正解は⑶です。ヘリコバクター・ピロリは胃粘膜に持続感染して慢性胃炎、萎縮性胃炎、腸上皮化生を引き起こし、胃がんの発生に強く関与します。WHOの国際がん研究機関(IARC)もグループ1(ヒトに対する発がん性あり)に分類しています。このため除菌治療は胃がん予防の観点からも勧められています。肺がんは喫煙、肝がんは主にB型・C型肝炎ウイルス、子宮頸がんはヒトパピローマウイルスとの関連が強いがんです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成