病気の診断、予防、治療には、抗原と抗体の反応や免疫の記憶がさまざまな形で利用され…
病気の診断、予防、治療には、抗原と抗体の反応や免疫の記憶がさまざまな形で利用されている。記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 2回目の接種で抗体が速く多くつくられるのは、自然免疫の働きによる。2回目に強い応答が起こるのは、獲得免疫の免疫記憶によるものです。
- ⑵ ツベルクリン反応は、結核菌の成分に対する遅延型の過敏反応を利用した検査である。感作されたT細胞による反応で、注射の1〜2日後に皮膚の発赤や硬結として現れます。
- ⑶ 抗毒素血清による治療は、すでにつくられた抗体を与える受動免疫である。体外でつくられた抗体を投与するため、効果は速く現れますが長くは続きません。
- ⑷ 不活化ワクチンは生ワクチンに比べ、1回の接種で長く続く免疫が得られやすい。一般に生ワクチンの方が1回の接種で長く続く免疫が得られ、不活化ワクチンは追加の接種を要します。
- ⑸ 競合法の免疫測定では、試料中の抗原が多いほど、標識の信号は強くなる。競合法では試料中の抗原が多いほど標識抗原の結合が減り、信号は弱くなります。
解説
正解は、ツベルクリン反応が遅延型の過敏反応を利用した検査であるという記述と、抗毒素血清による治療が受動免疫であるという記述です。ツベルクリン反応は感作されたT細胞による反応です。抗毒素血清のように抗体そのものを与える方法は速く効く一方、効果は長く続きません。ワクチンは免疫記憶を利用し、2回目以降の接種で速く強い抗体の産生が起こります。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。