ウイルスの構造と感染のしくみを、細菌との違いに注目して整理した。記述として、正し…
ウイルスの構造と感染のしくみを、細菌との違いに注目して整理した。記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ ウイルスは細胞壁をもつため、β-ラクタム系抗菌薬で増殖が抑えられる。ウイルスは細胞壁をもたず、β-ラクタム系抗菌薬は効きません。
- ⑵ 多くのウイルスは、DNAとRNAの両方を遺伝子として同時に持っている。ウイルスは、DNAかRNAのどちらか一方を遺伝子としてもちます。
- ⑶ ウイルス粒子は、核酸とそれを包むカプシドからなり、さらにエンベロープをもつものがある。エンベロープは宿主の細胞の膜に由来する脂質の膜です。
- ⑷ ウイルスは細胞表面の特定の受容体を介して侵入するため、感染する細胞が限られる。受容体の分布が、ウイルスの感染する組織や宿主の範囲を決めます。
- ⑸ バクテリオファージは、ヒトの細胞に感染して増殖するウイルスである。バクテリオファージは細菌に感染するウイルスです。
解説
正解は、ウイルス粒子の構造の記述と、受容体を介して侵入するため感染する細胞が限られるという記述です。ウイルスは核酸とカプシドからなる粒子で、エンベロープをもつものもあります。細胞壁やリボソームをもたず、生きた細胞の中でしか増えないため、抗菌薬は効きません。遺伝子としてDNAかRNAの一方をもち、細菌に感染するものはバクテリオファージと呼ばれます。
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