医薬品の分解では、いくつかの反応が順に、または並んで進むことがある。複合反応の速…
医薬品の分解では、いくつかの反応が順に、または並んで進むことがある。複合反応の速度の考え方に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ いくつかの段階が順に進む逐次反応では、最も遅い段階が全体の反応の速さを決める。最も遅い段階を律速段階といい、全体の速さはその段階で決まります。
- ⑵ 大過剰の水の中でのエステルの加水分解は、見かけ上は一次反応として扱うことができる。水の濃度がほとんど変わらないため、擬一次反応として扱えます。
- ⑶ 可逆反応が平衡に達すると、正反応と逆反応の速度はともに0になる。平衡では正反応と逆反応の速度が等しくなり、見かけの変化が止まります。
- ⑷ AからBを経てCが生じる逐次反応で、中間体Bの濃度は時間とともに増え続ける。中間体の濃度は、いったん増えて極大となったのち減少します。
- ⑸ 同じ原料から2つの生成物が並んで生じる並発反応では、生成物の量の比が時間とともに変わっていく。一次の並発反応では、生成物の量の比は速度定数の比で一定に保たれます。
解説
正解は、逐次反応の律速段階の記述と、擬一次反応の記述です。逐次反応では最も遅い段階が全体の速さを決め、中間体の濃度は増えたのち減ります。並発反応では生成物の比は速度定数の比で一定です。反応物の一方が大過剰にあれば、その濃度は一定とみなせ、見かけの反応次数が下がります。平衡では正逆の反応速度が等しくなります。
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