水分と熱によって分解しやすい有効成分を含む錠剤を製造することになった。錠剤の製造…
水分と熱によって分解しやすい有効成分を含む錠剤を製造することになった。錠剤の製造法と、その特徴に関する記述として、正しいのはどれか。
- ⑴ 湿式顆粒圧縮法は結合剤の液を加えて乾燥させるため、この成分には直接粉末圧縮法などを選ぶ。湿式法は水と加熱乾燥の工程を含むため、水分や熱に弱い成分には向きません。
- ⑵ 流動層造粒は、粉体を静置したまま強く加圧して塊にする方法で、液体を加えない。流動層造粒は粉体を空気で流動させながら結合剤の液を噴霧して造粒する湿式の方法です。
- ⑶ 直接粉末圧縮法は造粒の工程を含むため、流動性の悪い原薬でも工程を変えずにそのまま打錠できる。直接粉末圧縮法は造粒をせずに打錠する方法で、原料の粉末に良い流動性が求められます。
- ⑷ 乾式顆粒圧縮法は水を加えて練り合わせてから乾燥させるため、熱に弱い成分には向かない。乾式法は水を加えずに圧縮して顆粒をつくる方法で、水分や熱に弱い成分に向きます。
- ⑸ 湿式顆粒圧縮法には乾燥の工程がないため、加水分解しやすい成分に最も適している。湿式法では練合のあとに乾燥の工程があり、加水分解しやすい成分には不利です。
解説
正解は、湿式顆粒圧縮法は結合剤の液を加えて乾燥させるため、水分と熱に弱い成分では直接粉末圧縮法などを選ぶというものです。湿式顆粒圧縮法は流動性や成形性を改善しやすい反面、水を加え加熱して乾燥させる工程があります。直接粉末圧縮法は造粒をせずに打錠し、乾式顆粒圧縮法は水を加えずに圧縮して顆粒をつくるため、水分や熱に弱い有効成分に適しています。
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