70歳の女性。低カリウム血症と脱水で入院し、輸液にカリウムを加えることになった。…
70歳の女性。低カリウム血症と脱水で入院し、輸液にカリウムを加えることになった。病棟担当の薬剤師が、輸液の電解質の量を計算して確認した。記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、塩化カリウムの式量は74.6、塩化ナトリウムの式量は58.5とする。
- ⑴ カルシウムイオンの1 mEqは、1ミリモルと同じ量である。カルシウムイオンは2価のため、1 mEqは0.5ミリモルにあたります。
- ⑵ 塩化カリウム1.49 gのカリウムは、約20 mEqである。1.49を74.6で割ると0.02 molで、カリウムは1価なので約20 mEqです。
- ⑶ 生理食塩液1 Lに含まれるナトリウムは約154 mEqである。0.9%の生理食塩液1 Lには9 gの塩化ナトリウムが含まれ、58.5で割ると約154 mEqです。
- ⑷ 5%ブドウ糖液は、血漿よりも浸透圧がかなり高い高張液である。5%ブドウ糖液は、血漿とほぼ等しい浸透圧をもつ等張液です。
- ⑸ 生理食塩液1 Lに含まれる塩化ナトリウムは、90 gである。0.9%なので、1 Lに含まれる塩化ナトリウムは9 gです。
解説
正解は⑵と⑶です。電解質の量はミリ当量で表し、物質量に価数を掛けて求めます。塩化カリウム1.49 gは74.6で割って0.02 molで、カリウムは1価なので約20 mEqです。0.9%の生理食塩液1 Lには9 gの塩化ナトリウムが含まれ、58.5で割って約0.154 mol、すなわち約154 mEqのナトリウムを含みます。2価のカルシウムでは1 mEqが0.5ミリモルです。5%ブドウ糖液はほぼ等張です。
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