ソクマル薬剤師

下痢止めとして用いるロペラミドは、μオピオイド受容体の作動薬であるが、通常の用量…

下痢止めとして用いるロペラミドは、μオピオイド受容体の作動薬であるが、通常の用量では鎮痛や呼吸抑制などの中枢作用をほとんど示さない。その主な理由として、正しいのはどれか。

解説

正解は⑸です。脳の毛細血管内皮細胞は密着結合でつながり、さらに管腔側の膜にはP-糖たんぱく質などの排出輸送体があって、基質となる薬物を血液側へくみ出します。ロペラミドは脂溶性が高いものの、P-糖たんぱく質の基質であるため脳内濃度が低く保たれ、中枢作用をほとんど示しません。P-糖たんぱく質を阻害する薬を大量に併用すると、中枢作用が現れることがあります。
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