市町村の母子保健の担当者と薬剤師が、出生前後から乳児期の健康を守る取組みについて…
市町村の母子保健の担当者と薬剤師が、出生前後から乳児期の健康を守る取組みについて確認した。記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 新生児は腸内細菌が少なくビタミンKが不足しやすいため、出血を防ぐ目的でビタミンKの製剤が投与される。ビタミンKの不足による頭蓋内出血などを防ぐため、出生後に複数回投与されます。
- ⑵ 乳幼児突然死症候群の危険を減らすため、1歳になるまでは寝かせるときにあおむけにすることが勧められる。うつぶせ寝を避けることや、周囲の禁煙、母乳による育児が危険を減らすとされています。
- ⑶ 新生児マススクリーニングで見つかる先天性甲状腺機能低下症は、成長してから治療を始めても発達に影響は残らない。甲状腺ホルモンの不足は脳の発達に影響するため、早く見つけて早く治療を始める必要があります。
- ⑷ 母乳には母親の抗体が含まれないため、乳児の感染症の予防には役立たない。母乳、特に初乳には分泌型IgAなどの抗体が含まれ、乳児の感染の予防に役立ちます。
- ⑸ 妊娠中の喫煙は胎児の体重を増やし、出生時の体重が大きくなりすぎる危険を高める。妊娠中の喫煙は胎盤の血流を減らし、低出生体重児や早産の危険を高めます。
解説
正解は⑴と⑵です。新生児は腸内細菌が少なく、母乳中のビタミンKも少ないため、ビタミンK欠乏による出血を起こしやすく、予防のためビタミンKの製剤が投与されます。乳幼児突然死症候群の危険を減らすため、1歳になるまではあおむけに寝かせることが勧められます。先天性甲状腺機能低下症は、新生児マススクリーニングで早く見つけて治療すれば発達への影響を防げます。妊娠中の喫煙は低出生体重児の原因になります。
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