ソクマル薬剤師

ある薬物は肝臓でグルクロン酸抱合を受けて胆汁中へ排泄され、腸で再び吸収される。こ…

ある薬物は肝臓でグルクロン酸抱合を受けて胆汁中へ排泄され、腸で再び吸収される。この薬物を服用している患者が広い範囲の菌に効く抗菌薬を併用したところ、この薬物の血中濃度が早く下がるようになった。その理由として、最も適切なのはどれか。

解説

正解は⑷です。グルクロン酸抱合体として胆汁中に排泄された薬物は、腸内細菌がもつβ-グルクロニダーゼによって元の薬物に戻され、再び腸から吸収されて肝臓へ戻ります。これを腸肝循環といい、血中濃度が長く保たれる原因になります。広い範囲の菌に効く抗菌薬で腸内細菌が減ると、抱合体が分解されずに便とともに出ていくため、再吸収が減って血中濃度が早く下がるようになります。
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