吸入剤、坐剤、注射剤、点眼剤などの製剤の特徴について、正しいのはどれか。2つ選べ…
吸入剤、坐剤、注射剤、点眼剤などの製剤の特徴について、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 点眼剤は、吸収を高めるために涙液より高張に調製する。点眼剤は刺激を避けるため、涙液とほぼ等張に調製するのが基本です。
- ⑵ 加圧噴霧式定量吸入剤は、噴霧と吸気のタイミングを合わせる必要がなく、吸う力の弱い人でも扱いやすい。噴霧と吸気を同調させる必要があり、難しい場合はスペーサーを用います。
- ⑶ 油性の懸濁注射剤は、主に静脈内に注射して用い、効果をすばやく現すことを目的としている。油性や懸濁性の注射剤は静脈内には用いず、筋肉内などに注射して効果を長く保ちます。
- ⑷ 吸入粉末剤は患者の吸気で薬物を肺に送るため、吸入の力が弱いと十分に届かない。粉末を自分の吸う力で吸い込む製剤なので、一定以上の吸気の速さが必要です。
- ⑸ 坐剤から直腸で吸収された薬物は、一部が肝臓を経ずに全身循環に入る。直腸下部の静脈は肝臓を経由しないため、初回通過効果を受けにくくなります。
解説
正解は⑷と⑸です。吸入粉末剤は自分の吸気で薬物を吸い込むため一定の吸気流速が必要で、加圧噴霧式定量吸入剤は噴霧と吸気の同調が必要です。坐剤は直腸から吸収され、下部の静脈から入った薬物は肝臓を経ないため初回通過効果を受けにくくなります。油性や懸濁性の注射剤は静脈内には用いず、筋肉内などで持続的な効果を得ます。点眼剤は涙液と等張に近く、適切なpHに調製します。
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