ソクマル薬剤師

肺炎で入院し、セフェム系抗菌薬の点滴を受けていた80歳の女性が、治療を始めて1週…

肺炎で入院し、セフェム系抗菌薬の点滴を受けていた80歳の女性が、治療を始めて1週間後から1日に何回も水様の下痢をするようになった。便の検査で、芽胞をつくる嫌気性菌の毒素が陽性であった。この病態の説明として、正しいのはどれか。

解説

正解は⑴です。抗菌薬の投与で腸内の常在菌が減ると、抗菌薬に耐性で芽胞をつくる嫌気性菌のクロストリディオイデス・ディフィシルが増殖し、毒素を産生して大腸炎を起こします。高齢者や入院患者に多く、重症になると偽膜性大腸炎を起こします。治療では原因の抗菌薬を可能なら中止し、バンコマイシンの経口投与やフィダキソマイシンなどを用います。芽胞はアルコールで消毒されにくいため、流水と石けんによる手洗いが感染対策の基本です。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。

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