40歳の男性。突然の右の脇腹の激しい痛みと血尿で受診し、シュウ酸カルシウムを主成…
40歳の男性。突然の右の脇腹の激しい痛みと血尿で受診し、シュウ酸カルシウムを主成分とする尿路結石と診断された。結石は自然に排出され、再発を防ぐための生活指導を受けることになった。指導の内容として、最も適切なのはどれか。
- ⑴ 肉や魚などの動物性たんぱく質を多めにとり、尿を酸性に保って結晶ができにくい状態にする。動物性たんぱく質のとりすぎは尿中のカルシウムや尿酸を増やし、結石ができやすくなります。
- ⑵ カルシウムが結石の材料になるため、牛乳や乳製品を食事から除き、カルシウムの摂取を極力減らす。カルシウムを減らしすぎると腸でのシュウ酸の吸収が増え、かえって結石ができやすくなります。
- ⑶ 夜間の排尿で睡眠が妨げられないよう、夕方以降は水分を控えて、尿を膀胱にためておく。夜間に尿が濃くなると結晶ができやすくなるため、水分を控えることは再発予防に反します。
- ⑷ ほうれん草やたけのこなど、シュウ酸を多く含む食品を毎日多めにとり、腸の働きを整える。シュウ酸を多く含む食品をとりすぎると尿中のシュウ酸が増え、結石の再発につながります。
- ⑸ 1日の尿の量が多くなるよう、食事以外にも水分を十分にとり、尿が濃くならないようにする。尿量を増やして尿を薄めることは、結石の成分が結晶になるのを防ぐ再発予防の基本です。
解説
正解は⑸です。尿路結石の多くはシュウ酸カルシウムを主成分とし、再発しやすい病気です。再発予防の基本は、水分を十分にとって尿量を増やし、尿を薄めて結晶ができにくくすることです。カルシウムを減らしすぎると、腸でシュウ酸と結びつくカルシウムが減り、シュウ酸の吸収が増えて逆効果になります。シュウ酸を多く含む食品や動物性たんぱく質のとりすぎも避け、バランスのよい食事を心がけます。
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