ソクマル薬剤師

心臓手術の終了後、術中に用いたヘパリンの作用を速やかに打ち消すため、プロタミンが…

心臓手術の終了後、術中に用いたヘパリンの作用を速やかに打ち消すため、プロタミンが投与された。ヘパリンの抗凝固作用のしくみとして、正しいのはどれか。

解説

正解は⑶です。ヘパリンは硫酸基を多くもつ強い陰性荷電の多糖で、血中のアンチトロンビンに結合してその構造を変え、トロンビンや活性化第Ⅹ因子などを不活性化する速度を大きく高めます。そのため静脈内投与で直ちに効果が現れます。プロタミンは強い陽性荷電をもつタンパク質で、ヘパリンと結合して複合体をつくり、その作用を中和します。ワルファリンはビタミンK依存性凝固因子の合成を妨げるため、効果が現れるまでに数日を要します。
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