多量飲酒と食道がんの関係を調べるため、病院で食道がんと診断された患者100人と、…
多量飲酒と食道がんの関係を調べるため、病院で食道がんと診断された患者100人と、年齢と性をそろえたがんのない対照200人を選び、過去の飲酒歴を尋ねた。多量飲酒の経験者は、患者群で60人、対照群で60人であった。この研究から求められるオッズ比はどれか。
- ⑴ 30曝露割合の差(60%と30%の差)で、比ではなく差を求めています。
- ⑵ 2.0曝露していた人の割合0.6と0.3の比で、症例対照研究のオッズ比の求め方ではありません。
- ⑶ 1.5患者群の曝露者60人と非曝露者40人の比で、対照群と比べていません。
- ⑷ 0.29対照群のオッズを患者群のオッズで割った逆数で、比の向きが逆です。
- ⑸ 3.5患者群の曝露オッズ60/40を対照群の曝露オッズ60/140で割ると3.5になります。
解説
正解は⑸です。症例対照研究では、対象者を疾病の有無で選ぶため罹患率が求められず、相対危険度の代わりにオッズ比を用います。患者群の曝露オッズは飲酒経験者60人÷非経験者40人=1.5、対照群の曝露オッズは60人÷140人で約0.43です。その比は1.5÷0.43=3.5となり、ad/bcの式で(60×140)÷(40×60)と計算しても同じ値になります。疾病がまれな場合、オッズ比は相対危険度の近似値になります。
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