我が国のボツリヌス毒素治療の適応で誤っているのはどれか。
我が国のボツリヌス毒素治療の適応で誤っているのはどれか。
- ⑴ 甲状腺眼症甲状腺眼症の斜視に用いられることがあります。
- ⑵ 眼瞼けいれん眼瞼けいれんは代表的な承認された適応です。
- ⑶ 乳児期の内斜視我が国で斜視への適応は12歳以上で、乳児期の内斜視は対象外です。
- ⑷ 後天共同性内斜視後天共同性内斜視は適応となります。
- ⑸ 発症早期の眼球運動神経麻痺発症早期の麻痺で拮抗筋の拘縮を防ぐ目的で用いられます。
解説
正解は⑶です。ボツリヌス毒素は筋に注射して神経筋接合部でのアセチルコリンの放出を抑え、筋を一時的に麻痺させる薬です。我が国では眼瞼けいれんのほか、2015年から斜視に対しても承認されていますが、斜視への適応は12歳以上とされています。後天共同性内斜視や発症早期の眼球運動神経麻痺(拮抗筋の拘縮予防)、甲状腺眼症の斜視などに用いられます。乳児期の内斜視は年齢の条件を満たさないため、我が国の承認された適応には含まれません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-10.html)を加工して作成