2 歳の男児。未熟児網膜症の経過観察中である。縞視標を用いて視力検査を行ったとこ…
2 歳の男児。未熟児網膜症の経過観察中である。縞視標を用いて視力検査を行ったところ、視角100 分の縞視標が判別できた。0.5 m における縞視標の縞幅[mm]はどれか。
- ⑴ 11mmは視角約7分に相当し、100分の縞幅としては小さすぎます。
- ⑵ 1.51.5mmは視角約10分に相当し、桁が1つ違います。
- ⑶ 55mmは視角約34分に相当します。
- ⑷ 15500mm×tan(100分)≒500×0.029≒14.5mmで、約15mmです。
- ⑸ 5050mmは視角約340分に相当し、大きすぎます。
解説
正解は⑷です。縞視標の縞幅は、検査距離×tan(視角)で求められます。視角100分は100÷60≒1.67°で、tan1.67°≒0.029です。検査距離が0.5m(500mm)なので、縞幅は500×0.029≒14.5mmとなり、約15mmです。視角が小さいときは「距離×視角(ラジアン)」で近似でき、100分=100×0.00029ラジアン≒0.029となるので同じ結果になります。乳幼児のPL法やTeller acuity cardsでは、このように縞幅と視角の関係で視力を評価します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-10.html)を加工して作成