トルコ鞍腫瘍でみられないのはどれか。
トルコ鞍腫瘍でみられないのはどれか。
- ⑴ 視神経萎縮視交叉や視神経の長期の圧迫により視神経萎縮が生じます。
- ⑵ 接合部暗点視神経と視交叉の接合部が圧迫されると接合部暗点を生じます。
- ⑶ 内分泌異常下垂体腺腫では先端巨大症やプロラクチン過剰などの内分泌異常を伴います。
- ⑷ 両耳側半盲視交叉の交叉線維が圧迫され、両耳側半盲となるのが典型です。
- ⑸ 顔面神経麻痺顔面神経はトルコ鞍から離れた小脳橋角部を走行し、通常障害されません。
解説
正解は⑸です。トルコ鞍腫瘍(下垂体腺腫、頭蓋咽頭腫など)は、トルコ鞍の直上にある視交叉を下から圧迫するため、両耳側半盲が典型的な視野異常です。視交叉の前端で視神経と接する部位が障害されると、同側の中心暗点と対側の上耳側欠損を組み合わせた接合部暗点を生じます。長期の圧迫で視神経萎縮も起こり、下垂体ホルモンの過剰・不足による内分泌異常も伴います。顔面神経は小脳橋角部を通るため、トルコ鞍腫瘍で障害されることは通常ありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-10.html)を加工して作成