術後に眼球運動障害をきたすのはどれか。
術後に眼球運動障害をきたすのはどれか。
- ⑴ Faden 手術筋を後方に縫着してその筋の作用方向の回転力を弱めるため、作用方向の運動が制限されます。
- ⑵ 外直筋後転8 mm外直筋8mmの後転は一般的な量の範囲内で、通常は明らかな運動障害を生じません。
- ⑶ 下直筋後転7 mm下直筋7mmの後転も適応範囲内の量で、意図的に運動を制限する術式ではありません。
- ⑷ 上直筋後転6 mm上直筋6mmの後転は通常の範囲内で、目的とする運動障害は生じません。
- ⑸ 内直筋後転5 mm内直筋5mmの後転は標準的な量で、明らかな運動障害は起こりにくい術式です。
解説
正解は⑴です。Faden手術(後部縫着術)は、筋を赤道部より後方で強膜に縫い付け、筋の作用方向を見たときの回転力(てこの腕)を弱める術式です。正面視の眼位はほとんど変えずに、作用方向への眼球運動を意図的に制限するため、術後にその方向への眼球運動障害が生じます。非共同性の斜視や眼振阻止症候群などに用いられます。外直筋8mmや下直筋7mmなどの後転は通常の範囲内の量で、適切に行えば明らかな眼球運動障害は起こりにくいとされます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-10.html)を加工して作成