59 歳の男性。高血圧の既往がある。人間ドックで眼底の異常を指摘され、精査のため…
59 歳の男性。高血圧の既往がある。人間ドックで眼底の異常を指摘され、精査のため来院した。眼底写真(別冊No. 7)を別に示す。眼底写真でみられないのはどれか。
- ⑴ 硬性白斑本例の眼底写真では硬性白斑はみられないとされます。
- ⑵ 網膜出血高血圧に伴う網膜出血がみられます。
- ⑶ 血管の直線化動脈硬化に伴う血管の直線化がみられます。
- ⑷ 動静脈交叉現象動静脈交叉部での静脈の圧迫(交叉現象)がみられます。
- ⑸ 動脈の口径不同細動脈の口径不同がみられます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。高血圧の既往がある中年男性の眼底では、高血圧性・動脈硬化性の変化として、網膜細動脈の狭細化と口径不同、血管の直線化、動静脈交叉部で静脈が圧迫される動静脈交叉現象、網膜出血などがみられます。本例の眼底写真ではこれらの所見がみられる一方、血管から漏れた脂質やたんぱくが沈着した黄白色の硬性白斑はみられないとされます。高血圧が重症化すると軟性白斑や乳頭浮腫も出現します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-10.html)を加工して作成