眼底自発蛍光検査の結果(別冊No. 3)を別に示す。この疾患はどれか。
眼底自発蛍光検査の結果(別冊No. 3)を別に示す。この疾患はどれか。
- ⑴ Stargardt 病Stargardt病は黄斑の萎縮による低蛍光と周囲の斑状の過蛍光が特徴です。
- ⑵ 加齢黄斑変性加齢黄斑変性は黄斑部に限局した異常自発蛍光を示します。
- ⑶ 網膜色素変性周辺部の低蛍光と黄斑周囲の過蛍光リングは網膜色素変性に典型的です。
- ⑷ 卵黄様黄斑ジストロフィ卵黄様黄斑ジストロフィは黄斑部の卵黄様病変が強い過蛍光を示します。
- ⑸ 急性帯状潜在性網膜外層症〈AZOOR〉AZOORでは病変部の異常自発蛍光がみられますが、黄斑周囲のリングは典型ではありません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。眼底自発蛍光は網膜色素上皮内のリポフスチンの蛍光を捉える検査で、色素上皮の状態を非侵襲的に評価できます。網膜色素変性では、中間周辺部から周辺部の網膜色素上皮の萎縮部位が低蛍光となり、黄斑周囲に過蛍光のリング(輪状の過蛍光)がみられることが典型で、図の所見はこれに当たると判断されます。Stargardt病は黄斑の低蛍光と斑状の過蛍光、卵黄様黄斑ジストロフィは黄斑部の強い過蛍光が特徴です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-10.html)を加工して作成