37 歳の男性。夜盲を主訴に来院した。視力は右1.5(矯正不能)、左1.2(矯正…
37 歳の男性。夜盲を主訴に来院した。視力は右1.5(矯正不能)、左1.2(矯正不能)。Goldmann 視野計検査では20~40°付近に輪状暗点が検出された。ERG 検査の結果で考えられる波形はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ ①網膜色素変性で見られる高度減弱型または消失型の波形に当たります。
- ⑵ ②網膜色素変性で見られる高度減弱型または消失型の波形に当たります。
- ⑶ ③公表正答ではなく、網膜色素変性で見られる波形には当たらないとされます。
- ⑷ ④公表正答ではなく、網膜色素変性で見られる波形には当たらないとされます。
- ⑸ ⑤公表正答ではなく、網膜色素変性で見られる波形には当たらないとされます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴と⑵です。夜盲を主訴とし、視力は良好で、Goldmann視野計で20~40°付近の輪状暗点がみられることから、網膜色素変性が考えられます。網膜色素変性は杆体から障害が進行するため、ERGでは杆体応答が著明に減弱し、進行すると杆体・錐体とも振幅が高度に低下するか、平坦な消失型となります。図の①と②がこの減弱型・消失型の波形に当たると判断されます。陰性型(b波がa波より小さい)は停在性夜盲や網膜分離症の所見です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-10.html)を加工して作成