斜視手術時に内直筋を牽引したところ心拍数が低下した。関連するのはどれか。
斜視手術時に内直筋を牽引したところ心拍数が低下した。関連するのはどれか。
- ⑴ 動眼神経動眼神経は内直筋を支配する運動神経で、眼心臓反射の経路ではありません。
- ⑵ 顔面神経顔面神経は表情筋などを支配し、眼心臓反射には関与しません。
- ⑶ 内耳神経内耳神経は聴覚と平衡覚を伝え、眼心臓反射には関与しません。
- ⑷ 迷走神経眼心臓反射の遠心路で、心臓に作用して徐脈を起こします。
- ⑸ 副神経副神経は胸鎖乳突筋や僧帽筋を支配し、眼心臓反射には関与しません。
解説
正解は⑷です。斜視手術で外眼筋を牽引したり眼球を圧迫したりすると心拍数が低下するのは眼心臓反射です。三叉神経第1枝(眼神経)を求心路として脳幹に伝わり、遠心路の迷走神経(副交感神経)が心臓に作用して徐脈や不整脈を起こします。特に内直筋の牽引で起こりやすく、小児の手術で注意が必要です。対処はまず牽引を中止し、必要ならアトロピンを投与します。動眼神経、顔面神経、内耳神経、副神経はこの反射の経路に含まれません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-10.html)を加工して作成