ソクマル視能訓練士

57 歳の女性。外斜視を主訴に来院した。母親から斜視は生来だと言われているが、マ…

57 歳の女性。外斜視を主訴に来院した。母親から斜視は生来だと言われているが、マスク着用の頻度が増えてから眼位異常を指摘されるようになった。在胎7か月、1,300 g で出生した。視力は右0.2(1.2×-1.50D ○ cyl-1.50D 85°)、左0.1(1.2×-1.50D ○ cyl-2.75D 65°)。角膜反射検査では15°外斜視を認めるが、遮閉試験で整復運動は認めない。眼位写真および眼底写真(別冊No. 7)を別に示す。今後の治療方針として正しいのはどれか。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑵です。低出生体重の早産児として生まれ、未熟児網膜症の瘢痕による黄斑偏位が想定される経過です。角膜反射では15°の外斜視に見えても、遮閉試験で整復運動がないため、実際には眼位ずれがなく、黄斑の偏位による大きな陽性κ角で外斜視に見える偽斜視と考えられます。矯正視力も両眼とも良好です。真の斜視ではないため、手術、プリズム、ボツリヌス毒素、融像訓練などの斜視治療は行いません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-10.html)を加工して作成

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